【ストレスフリー】ストレスからの病への抵抗①
人間の体は約60兆個の細胞で構成されていますが、この細胞分子のまわりを電子がグルグルと回っています。
この電子はほとんどがプラスとマイナスとがペアになって分子の周囲を回っているのですが、時にペアをつくれずに1個だけで回っている電子があります。
これは学名で「フリーラジカル」と呼ばれています。
老化やガンなどの病気の予防のためには、なるべ細胞内のフリーラジカル(遊離電子)を増やさなければ良いわけですが、私たちが関わるフリーラジカルの原因にはどのようなものがあるでしょうか。
強い紫外線や、塩分の摂り過ぎ、アルコール、タバコや排気ガスもフリーラジカルを増やすことがわかっています。
そして、最近もっともフリーラジカルを増やす原因として知られているのが、ストレスと過労です。
その中でもストレスは、目で見たり計測できないもので、改善策が曖昧なものでもあります。
人間は、ストレスを視・聴・嗅・味覚器官と肌などから、この信号を脳へ送ります。
そうすると、脳内ホルモンの分泌が始まりペアのつくれない電子(フリーラジカル)が増殖してきます。
こうして、電子同士のパートナーの奪い合いが激化しはじめます。
その時、細胞内には活性酸素がどんどん発生してくるのです。
人間は、もともと呼吸によって取り入れられた酸素と食物を体内で酸化(消化)させ、生命維持のエネルギーを作り出したり、血液を浄化しているわけですから、酸素がなければ生きていることはできません。
しかし、活性酸素は酸素とは別で、体内細胞を酸化させ老化させてしまいます。
これって、何かに似ていると思いませんか?
そう、お金ですね!?
酸素はお金、活性酸素は金毒のようなものです。
欲と奪い合いで、ニュアンスがちょうど合ってますよね!
活性酸素の増大によって引き起こされる病気として、糖尿病、十二指腸潰瘍、動脈硬化、肝臓病(細菌性を除く)、心筋梗塞、リュウマチ、アトピー性皮膚炎、白内障、がんの転移、アルツハイマー、脳卒中、痛風など、実に90以上の病名を挙げる医師もいます。
強いストレスを長時間にわたって受け続けるうちに、人間の神経はそのストレスと向き合うことだけにエネルギーを消費することになり、肉体のメンテナンスができなくなってしまう〜というのが東洋医学の考え方です。
では、どのようにして病や老化を引き起こすストレスを減らしていったら良いのでしょうか。
次回は、ストレス解消・体質改善・免疫力を高めるといった働きに関係する脳内ホルモンについてお伝えいたします。
【脳内ホルモンの概要】
人間の脳だけでも、20種類以上のホルモンが生産され、それらのホルモンが人の体質を根本から改善していくパワーを持っている。
脳内ホルモンが、人間の健康、寿命と大きな関わりを持っているものと推測されている。
これらの脳内ホルモンの分泌を活発にする働きをするのが、多くの薬木、薬草、鉱石それに昆虫など小動物のホルモンであるといわれています。
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